「どんなデジタル環境(ディスプレイ、プリンター、その他の出力機器)でも、誰にでもあなたが見ているものと全く同じものを他の人にも見せたい」という欲求がカラーマネジメントの出発点であり要点でもあります。

あるメディアから別のメディアへのカラー出力をコントロールすることは、本当に頭の痛い問題です。

クライアントから、Webサイト上のコーポレートカラーの青が正確じゃないと言われたらどうでしょう? こうした状況に困ってしまうかもしれないですが、彼らは正しいのです。

カラーがブランド商標となるなど、資産とみなされる中で、カラーの正確な再現は必要不可欠なことになりました。カラーを安易に変更してしまうと、ビジネスにおける底辺を揺るがし、セールスを落ち込ませることにもなりかねないという状況が生まれたのです。

例えば、ある製品を購入する顧客は、時に製品を返却してきます。カタログやWebサイト上のカラーと異なっているからと言うのがその理由です。その後、返品手続きによって時間とコストを浪費してしまいます。

また、アートディレクターが、今すぐに雑誌のレイアウトを見たいと思うこともあるでしょう。今日のグローバルな時代にあっては、ビジネス会議のために今すぐにニューヨークに飛ばなければいけないアジアの広告担当者が、今しがた印刷が完了したばかりの印刷物の最終確認をヨーロッパにいる上司からすぐに取らなければいけない状況もあるでしょう。

しかし、残念ながらインターネット上では、美しく完璧に準備されたカタログであっても、 一旦WEBサイト上にアップされると、キャリブレーションされていないモニタで閲覧されたり誰のものとも知れないようなプリンタで印刷されてしまう可能性が高いのです。

カラーについての共通の共有言語は、デジタルでありグローバルなの今の時代こそ重要なのです。

世界中のほとんどのカラーイメージング技術は、かなり前にこの必要性に気づいていました。グレタグマクベス社を含む50以上の会社が、カラープロファイルの全世界基準を定めるために1993年 International Color Consortium(ICC)を構成しました。これらのICCメンバーによって開発された製品の種類には、インクジェットプリンタ・コンピュータのOS、ストック写真、印刷された出版物などがあります。

ICCについての詳細は、www.color.org(英語)をご覧ください。