PCを使わずに本体でジョブテンプレートを作成する方法
eXact
eXactのジョブテンプレートはeXact Managerを使用して作成することができますが、
eXact本体でも簡単に作成することが可能です。
eXact本体でも簡単に作成することが可能です。
【eXact本体でジョブテンプレートを作成する方法】
<準備>
はじめに、設定を確認・変更します。
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1) 設定タブの個人設定をタップします。
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2) 「カラー設定」ボタンをタップします。
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3) ΔE方式がジョブテンプレートで使用する色差式になっているかを確認します。
異なる場合は、ここで変更します。例えばΔE76からΔE00に変更するには「ΔE方式」をタップします。
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4) 使用するΔE方式を選択します。ここではCIE ΔE2000を選択します。
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5) 「戻る(←)」をタップして設定画面まで戻ります。
<ジョブテンプレート作成>
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1) 設定画面から「ジョブテンプレート」アイコンをタップします。
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2) 「+」をタップして新規ジョブテンプレートを作成します。
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3) ジョブテンプレート名を入力して「OK」をタップします。
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4) 設定アイコンをタップします。
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5) このジョブテンプレート用の各設定を指定します。
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テンプレートタイプ:通常、カスタムスタンダードを選択します。
カスタムスタンダードで作成されたテンプレートは「ジョブ」アイコンからアクセスできます。
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6)「アミ点パッチ%」を選択してチェックするアミ点%を指定します。
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たとえば、50%パッチのみをチェックする場合:
パッチ3、パッチ2の「OFF」をタップします。
パッチ1の数値を「50」に設定します。注意:本体でのジョブテンプレート作成ではドットゲインの許容範囲は設定できません。(ドットゲインの値は確認できます。)
許容範囲を設定するにはeXact Managerからジョブテンプレートを作成する必要があります。 -
7)「グレーバランスパッチ%」を選択します。
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ここではグレーバランスを確認しないため、すべて「OFF」をタップします。
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8)「既定許容値」をタップします。
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許容値タイプから「なし」をタップしてデフォルトの許容値タイプを選択します。
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「使用中のΔE方式」を選択すると<準備>の個人設定で指定したΔE方式が設定されます。
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9)デフォルトの許容範囲を設定します。
この例ではΔE00で許容範囲4.00を設定しました。
ジョブテンプレートで定義した基準色に対して初めからデフォルトでΔE00=4.00の許容値が設定されます。 -
10)「戻る(←)」でジョブテンプレートの定義画面まで戻ります。
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11)基準となる用紙色を測定します。
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12)続いてプロセスベタ色(K・C・M・Yベタ)をそれぞれ測定します。
許容値はΔE00で自動的に4.00に設定されています。
変更したい場合はそれぞれのアイコンをタップして変更可能です。 -
13)特色ベタを追加登録する場合は最初に「+ベタ」をタップします。
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14)特色ベタの基準色を測定します。
基準色名を変更したい場合は「A|」をタップして基準色名を入力します。
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15)「戻る(←)」をタップして登録を確認します。
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16)アミ点パッチををタップして各色の50%があるかを確認します。
ここでは特に何も指定しません。
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17)2次色タブを選択して、2次色(R・G・B)の基準色を測定します。
2次色をチェックしない場合は、測定する必要はありません(損場合は、この処理をスキップします。
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18)全ての登録が完了したら「戻る(←)」をタップしてジョブテンプレート作成画面まで戻ります。
作成したジョブテンプレートが作成されていることを確認します。
「戻る(←)」でメイン画面に戻ります。
【作成したジョブテンプレートの使い方】
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1) オールビュー画面で右にスワイプして「ジョブ」アイコンをタップします。
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2) 作成したジョブテンプレートを選択し、「OK」をタップします。
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3) はじめに、画面下の▲を選択してΔE方式をΔE2000に変更しておきます。
カスタムジョブテンプレートではアイコンに定義されたΔE方式での表示が優先されます。
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4) 評価するサンプルシートの用紙を測定します。
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5) 各プロセス(CMYK)ベタを測定し、合否をチェックします。
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6) 引き続き特色ベタ(追加定義している場合)を測定します。
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7) 各プロセス(CMYK)の50%アミパッチを測定し、ドットゲインを確認します。
注意:本体で作成したジョブテンプレートではドットゲインの許容値を設定できないため
ドットゲインの合否判定は表示できません。 -
8) 2次色(RGB)を測定します。
2次色を評価しない場合はスキップします。
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9) 終了後、ホームアイコンでメイン画面まで戻ります。