SCTVって何?
eXact
SCTVとはSpot Color Tone Value Increaseの意味で,ISO20654で規格化された特色用のアミ点面積率の算出方法になります。
従来の測定濃度値からアミ点%を計算するのではなく,XYZもしくはL*a*b*値からアミ点%を計算します。
ISOでは特色のアミ点%やドットゲインをSCTVを使用して計算することを推奨しています。
eXactではスタンダード,アドバンスでSCTVをサポートしています。
(最大吸収波長の特色濃度から算出するアミ点%やドットゲインはベーシックやベーシック+でも対応しています。)
SCTVを使用する方法
1. 機能の選択からドットゲイン,もしくはアミ点%を選択します。
2. 通常はM-Dマレイ・デイビスによる計算方式が選択されています。
3. 下の▲をタップして「設定」をタップします。
4. スクロールアップして機能設定の下にある「アミ点%」をタップします。
(ドットゲインの場合も「アミ点%」で設定します)
5. 「スポット」をタップします。
6. 「SCTV」をタップし,「✓」をタップします。
スポットの項目がSCTVに変更されました。
「戻る(←)」をタップして測定画面まで戻ります。
7. 「フィルタ選択」アイコンをタップします。
8. 「スポット」を選択し,「戻る(⇒|)」をタップします。
9. 用紙,ベタ,アミ点の各パッチを測定します。
表示がSCTVに変更されアミ点%の計算がSCTVに基づいて計算されるようになりました。 ドットゲインの場合も同様の操作を行うことでSCTVベースの計算に変更することが可能です。