カラーエキスパートブログ
03. 濃度ステータス EとTはどうちがう?

前回、ISOのプロセス印刷用の濃度ステータスとして、ステータスT,E,Iがあることを紹介しましたが、今回はその内容をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
04. 濃度ステータスTとE、あなたはどっちを使ってる?

前回、ステータスTとEを説明しましたが、それでは、ステータスTとEの どちらを使用すればいいのでしょうか? 印刷のプロセス印刷では、基本的にはどちらを使用しても良いと思います。 問題は常に同じステータスを使用することです。あるときはステータスTを使用して、あるときはEを使用するといったことをしてはいけません。
05. 濃度を測定すると何が分かるの?

さて,色の管理やカラーマネージメントとしては色彩値であるL*a*b*測定が中心となっている昨今, どうして依然として濃度値を使用するのでしょうか?
12. 色温度、色彩値に影響する3つの要素

色彩値のL*a*b*は数値で指定できる色空間を構成すると申し上げましたが、今回から、それらの数値がどのように求められているかを説明していきたいと思います。
15. 色彩値XYZを計算してみよう!

これまで、色彩値の算出に必要な3つの要素、①照明としての光、②色としての物体、③受光器としての目をそれぞれ説明してきました。今回は、これらの要素から得られた値を使用してどのように色彩値を算出するかを説明します。
19. 色差計、色彩計、分光計って何が違う?

今回から色の測定器、測色計に関して少し説明していきます。
測色計は大きく分類すると、色彩の元となる3つの刺激値を直接測定する刺激値直読法による装置と、分光反射率(透過率)を測定して、そこから計算によってXYZやL*a*b*などの三刺激値、もしくはその他のインデックスを計算する分光測色計(分光光度計とも呼ばれます)とに分かれます。
34. PANTONEカラー指定色の品質管理方法

eXact(スタンダード/アドバンス)に搭載されてるライブラリ機能を使用して PANTONEの色番号で指定された色が正しくプリントされているかを簡単にチェックできます。
37. CCM-1_CCM コンピューターカラーマッチについて

CCM Computuer Color Matchは、従来、調色技師が経験をもとに目標色に対しておこなっていた調色配合作業を、目標色を測色計で測定することで、着色剤の配合をコンピュータの計算モデルを基に、どの着色剤をどの配合比率でミックスすれば目標色を精度よく作成できるかを予測・ガイドするシステムです。
42. CCM-6_CCM調色エンジンのマルチフラックス理論って何?

伝統的に、調色ソフトウェアは、使用する数学ロジックが色産業の完全なニーズに十分に対処できない理論に基づいていました。それらのソフトウエアの目的は、これらのニーズに対処し、初心者だけでなく、経験豊富なカラリストのための貴重なツールとなるソリューションを提供することです。
Lab色空間、カラースペース

カラースペースには様々な種類がありますが、特定の方法によって再現・表現されるデバイス依存のカラースペース(グレー、RGB、CMY等)と、デバイス非依存のカラースペース(CIE L*a*b* 等)とを明確に区別することが重要です。
なぜカラーマネジメントを求めるのでしょう?

「どんなデジタル環境(ディスプレイ、プリンター、その他の出力機器)でも、誰にでもあなたが見ているものと全く同じものを他の人にも見せたい」という欲求がカラーマネジメントの出発点であり要点でもあります。
色彩計と分光測色計

現在のような測定器が現れるまで、カラーは主に人間の眼(ご存知の通り不安定)を基準として調整・操作されていたため、色の合わせ込みは一部の人間以外には非常に難易度が高いものでした。
カラーコミュニケーションの考え方 ~色を正しく伝えるために~

このバラの色はどのように表現することができるでしょうか?黄色とか、レモンのような黄色とか、あるいは明るいカナリアイエローとでもいうことになるかもしれません。
カラーの測定方法(積分球、0/45、多角度 測定)

分光測色計は可視領域スペクトルの数多くのポイントで反射光や透過光を測定し、1つの曲線を導き出します。各色の曲線は、いわゆる署名や指紋のようにそれぞれ独自の特性を持っていることから、色の識別やして、さらにマッチングの最適なツールとして使用することができます。