「ColorCert は、ICC プロファイル、インキ調色やプルーフなどに対する、我々が今まで気付かなかった問題を発見してくれました。」

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オルティメイト・パッケージング社の課題

オルティメイト・パッケージング社の主要顧客、アズダ社(ウォルマート社の子会社)は、品質と一貫性の向上とコストダウンにつなげる目標の一環として、 PantoneLIVE およびColorCert®を使用し、印刷機の効率性を最大限に高めることを提案しました。

ソリューション

オルティメイト・パッケージング社は、PantoneLIVE ライブラリーにアクセスしています。作業の 20% もがアズダ社向けに稼働する印刷機に ColorCert が使用されており、パフォーマンスの監視とレポート出力が実施されています。また、エック スライト社の品質管理ソフトウェア「Color iQC」とインキ調色ソフトウェア「InkFormulation」を使用。カラー測定には、エックスライト社の「SpectroEye」を数台使用しています。

結果

オルティメイト・パッケージング社は、これらのソリューションを社内全体、外部の制作業者、プレートメーカー、インキ調色パートナー企業において導入することで、 ColorCertのスコアを 200% 向上することができました。同社は、これらのソリューションを実行し、データとスコアを出力することで、印刷仕様に対応しています。

事例研究

オルティメイト・パッケージング社の X-Rite コーディネーターを担当するヴィンセント・ワットリー氏は次のように話しています。 「弊社の顧客にとって、PANTONE カラーとユーザー独自のスタンダードが一致することは重要です。PantoneLIVE と ColorCert を併用することで、品質、一貫性、従業員のスキルレベルの全面が向上しました。」

オルティメイト・パッケージング社は、アズダ社(ウォルマート社の子会社)を始めとする、多くの主要小売業者にフレキシブルなパッケージングソリューションを提供しています。 同社は、F&K(Bobst)、W&H、ソーマ社のフレキソ印刷機(8 色/10色)を 6 台所有しています。社員 280 人が 2,810 坪の製造工場にて、年間純益 4,500 万ポンドに貢献しています。ISO および BRC に認定された同社は、生・冷凍商品、果物のパッケージを「Aunt Bessie’s」、「Youngs」、「Florette」を含む英国の小売ブランドに製造しています。

オルティメイト・パッケージング社は、英国リンカンシャーのグリムズビーを本拠地としています。

オルティメイト・パッケージング社の X-Rite コーディネーターを担当するヴィンセント・ワットリー氏は次のように話しています。「アズダ社は、2013 年の末に PantoneLIVE と ColorCert X-Rite バージョンを弊社に紹介してくれました。それは、サプライヤーがより効率的に正確な色を作成できるようサポートする活動でした。弊社はその提案に喜んで応 じましたが、これ程の改善につながるとは思っていませんでした。弊社の成功例は、アズダ社が承認するフィルム印刷業者にも紹介されました。」オルティメイト・パッケージン グ社は、20% の作業がアズダ社向けとなっている最新型 F&K 製フレキソパッケージング印刷機に ColorCert をインストールしました。同社では印刷機の全ての作業データをレポート出力し、 ColorCert スコアカードに記録しているため、アズダ社が全体的なパフォーマンスをいつでも参照することが可能です。

ワットリー氏は、工場全体のワークフローにエックスライト社のソリューションが導入されていると話しています。 「弊社には、PANTONE カラーと独自のスタンダードへの一致を要求されるお客様がいます。この 3 年間、エックスライト社の分光測色計『SpectroEye』 および『NetProfiler』ソフトウェアで分光測定を行ってきました。また弊社では、測定、レポート出力、追跡作業を簡素化し、一箇所に低コストなプロセスをまとめて維持する作業重視の『Color iQC』ソフトウェアを工場全体で使用しています。」

オルティメイト・パッケージング社の活用事例

より効率的なインキ調色

オルティメイト・パッケージング社は、現場におけるインキ調色と調合作業にサンケミカル社とパートナシップを組んでいます。 ワットリー氏によると、エックスライト社のInkFormulation ソフトウェアが、全てのジョブに常に最初から正確なインキと調合を確保 する鍵となっています。また PantoneLIVE のインテグレーションにより、インキ調色の効率性と正確性が高まり、印刷機による無駄が削減されました。

プレメディアの改善:プルーフ数の低下

同社は、プリプレス作業を行う数々の制作業者やプレートメーカーとのパートナーシップを通し、ColorCert による修正作業の削減とプロファイル品質の改善を図ってきました。 「弊社では最適なプロファイルを作成できませんでした。しかし、ColorCert で収集されたデータにより、繰り返し精度に関する多くの知識を習得でき、特長条件に一致するスコアや ICC ターゲットを確保することが可能になりました。 熱、粘度、温度等の要素がどのような結果につながるかより理解できるようになりました。習得過程は容易ではありませんでしたが、その努力は社員のスキルアップと、パフォーマンスや制作 パートナー企業とのコミュニケーションの改善に直結しました。」またワットリー氏は、この良好な結果に基づき、制作業者が他の顧客に同プロセスを紹介していると説明しました。

オルティメイト・パッケージング社は、3 社のプレートメーカーに製作を依頼しています。 ワットリー氏は次のようにコメントしています。「現場に来ていただき、弊社の印刷機のプロファイルを作成後、それに基づいてプレートの製作をお願いしています。 そうすることにより、常に正確なプレートが納入され、プレート品質と全体的なサイクルタイムの向上や無駄の削減にもつながっています。」

プルーフ工程にも改善の見込みがあります。「アズダ社はマッチング用のプルーフを提供し、プルーフは弊社の社内制作部門で作成します。 現在、プルーフは制作業者に依頼していますが、今後は中止になる可能性があります。指定印刷機で 30~40 個のアズダ社向けのジョブを行いますが、 プルーフ料が £25~£50 とすると、それだけでも月に最低 £750 の節約となります。そして、これには作業時間の節約が含まれていません。」

オルティメイト・パッケージング社の活用事例

製造現場

ワットリー氏は次のように説明しています。「初めて ColorCert を使用した頃、パフォーマンスと修正作業のギャップを理解する段階で生産性が一旦低下しました。しかし 各問題が指摘された時点で、習得度が高まり、最終的な品質と生産性が向上したため、投資の価値は大いにあったと言えます。 ColorCert スコアボードのお蔭で、弊社の改善点を発見しやすくなりました。パートナー企業は正確なプロフィル、プレート、 インキを確認し、必要事項を把握できるようになりました。その結果、ColorCert スコアが200% も向上しました。」 100%、70%、40% のパッチを持つカスタムカラーバーは、プリントの外端ではなくデザインに組み込まれています。 これは極めて高精度な測定データを確保するためです。ジョブの測定が完了すれば、印刷機からデータが直接アズダ社の ColorCert スコアカードのサーバーにアップロードされ、 全てのジョブを参照・監視することが可能になります。またアズダ社は、使用された装置や Netprofilerが適用されたかどうかを検証できるため、フィードバック式の測定管理プロセスは安心万全です。

さらに良好なパートナーシップ

新しい PantoneLIVE/ColorCert 対応のプロセスは 360 度の観察力を可能にし、会社の全体的な流通システムがより明確になりました。

「アズダ社とは常に健全な関係を維持してきましたが、PantoneLIVE と ColorCert を導入して以来、 さらに良好な関係を築き上げることができました。ColorCert スコアカードを設定することで、パフォーマンスのデータ記録がサプライチェーンの 重要関係者に行き渡るようになりました。その結果コミュニケーションが向上し、関係者は安心して、一貫した最高級の品質を誇る最終製品が納入されることを見守ることができるようになりました。」

また、ワットリー氏はこのようにコメントしています。「アズダ社の印刷担当チームは、 弊社の意見やフィードバックにも耳を傾けてくれるため、さらなる品質改善が常にサポートされています。 コミュニケーションもアップし、事業内容をより深く把握できました。」以前は毎週 20~30 分以上もかかっていたアズダ社との会議は、 今では 2週間に一回の頻度となり、さらには 10 分で終了します。

この状況が、全体的なコスト削減と生産力の向上へとつながっています。

オルティメイト・パッケージング社の活用事例

今後の見通し

ワットリー氏は次のように述べています。「アズダ社の印刷マネージャーであるジェーソン・ギルマーティン氏の目標は、 常に印刷パッケージングの品質と一貫性を高めることにあり、弊社では ColorCert をさらに活用できる方法を検討中です。弊社では現時点 において、色域を制限したCMYK作業を1台の印刷機で行っていますが、製造プラットフォーム全体にも活用できると考えています。また、エックスライト社のソリューション がもたらす利点を他の顧客にも紹介し、PantoneLIVE と ColorCert の利用者は今後増加すると期待しています。」

お問い合わせ/見積もりの依頼 info@xrite.co.jp または 03-6374-8734